化粧品を支える「科学」と「技術」に関する先端情報を総合的かつ多面的に提供することを目的に編集した 全5巻シリーズの第3弾! 本巻では、まず化粧品の開発にあたって重要となる皮膚について、その成り立ちや機能を理解するために、角層によるバリアー機能や、皮膚の脂質と脂質原料の化粧品への利用について解説しています。 また、“皮膚の老化”について、老化現象そのものを理解することから始め、従来の老化研究を踏まえつつ抗老化に対する研究戦略を紹介しています。 後半では、シミ予防の有効成分や毛髪を生み出す皮膚付属器官の毛包についての基礎知識を概説しています。 最後に、化粧品の開発にあたり最重要ともいえる安全性評価について、動物実験代替法をめぐる国際動向や日本の現状を示しています。 全体を通して皮膚への理解を深めることで、抗老化化粧品や薬用美白化粧品、さらには育毛剤の研究開発の一助となる一冊です。
【目次】
第1章 皮膚の構造と機能
第2章 分子レベルの構造情報に基づく角層のバリアー機能の解明
第3章 皮膚の脂質
第4章 肌の老化
第5章 色素沈着:薬用美白化粧品
第6章 毛髪の生理(Hair physiology) -育毛研究・育毛剤開発を中心に-
第7章 化粧品の安全性評価 動物実験代替法の利用
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【編者、著者】
坂本 一民、山下 裕司、平尾 哲二、八田 一郎、内田 良一、井上 紳太郎、
安藤 秀哉、岸本 治郎、中沢 陽介、小島 肇夫
【編者】坂本 一民(’18.04)
山下 裕司
【判型・頁】四六判・279頁
【定価】2,400円+税
ISBN:978-4-8408-1427-0 C3047
◆シリーズ続刊予定
第4巻 化粧品の成り立ちと機能
第5巻 化粧品そぞろ歩き