薬剤師を取り巻く環境が急激に変化している今、薬剤師の業務は“医薬品の物性管理(モノ)”から“臨床業務(ヒト)”へと大きくシフトしています。
その変化は調剤報酬にも反映されており、患者一人ひとりに合わせた対応が求められる臨床業務ではその算定基準を明確にする為、医薬品情報(エビデンス)を有効に活用することが非常に重要です。
本書では、エビデンスの基本的な考え方や創り出し方を説明した上で、調剤報酬を算定する際にどのようなエビデンスを活用すれば良いかをわかりやすく解説しています。
また、エビデンスは調剤報酬だけでなく副作用管理や処方提案などにも応用することが出来るので、臨床業務に携わる薬剤師にオススメの一冊です。
【目次】
1.調剤報酬にエビデンスが必要な理由
2.情報の扱い方
・信憑性がある情報とは?
・一次情報~三次情報
3.原著論文の活用
・研究デザイン
・内的妥当性と外的妥当性
・バイアスの種類
・評価基準
・分析対象
4.医薬品情報と調剤報酬
・評価の概要と考え方
・調剤技術料と製剤情報
・薬学管理料と臨床情報
5.エビデンスの創り方
・研究はなぜ必要か?
・研究のステップ
・研究のタイプ
・研究に関する規制
・インフォームドコンセント
【著者】飯嶋 久志(千葉県薬剤師会薬事情報センター長) 【判型・頁】B5判・98頁 【定価】本体2,500円+税 【発行】2025年5月 ISBN:978-4-8408-1654-0