スタンフォード大学で実践されている医療機器の事業化教育プログラム「バイオデザイン(BIO DESIGN)」。
その教育プログラムの日本への導入に尽力した著者が、その内容について、特徴、面白さ、難しさなどを実体験を交えながら解説しています。
米国と日本の課題の違いなどに対応した日本版バイオデザインの独自プログラム「エクスターンシップ(学外体験授業)」について、フェローの体験談やプログラム導入から4年間の実績調査結果なども掲載しており、バイオデザインを知り、学ぶための具体的な参考となる一冊です。
■医療機器産業への参入希望者の方は、必要な必要なプラットフォームや参入・起業に向け何を考え、何を検討すればよいのかを理解できます。
■既存の医療機器メーカーの方は、 イノベーションを実現させるための具体的な要因を考える重要なリファレンスになります。
■行政の方は、 総論でなく具体例をベースに何が大事か必要かという観点からイノベーションの実現に向けた教育と実践に ついて理解することでより効果のある政策・施策に繋げられます。
■電子書籍は、下記サイトなどでご購入いただけます。
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honto
【目次】
1.No Business,No Innovation
2.デザイン思考
3.日本のバイオデザインプログラム
4.プログラムの構成
5.プログラムの特徴
6.プログラム開始から4年間の実績
7.「その気にさせる」起業教育
8.起業するときの留意点
9.医療機器市場に参入するには
10.医療機器産業のエコシステムを考える
11.医療機器産業は日本に向いている
【著者紹介】
■中尾 浩治(なかお こうじ)
慶應義塾大学法学部卒業、早稲田大学大学院先進理工学研究科生命医科学博士。
医療機器メーカーの株式会社テルモに入社、2016年同社代表取締役会長および日本医療機器産業連合会会長を退任。2015年東北大学、東京大学、大阪大学の3大学にバイオデザインを導入、現在もフェローにメンタリングを行う。日本医療研究開発機構(AMEDの審査に関わる。現在は、日本バイオデザイン学会特別顧問の他、メドテック関係の会社やベンチャーなどの社外取締役、アドバイザーを務める。
■八木 雅和(やぎ まさかず)
2003年東京大学工学系研究科・電子工学科にて博士課程終了後、大阪大学大学院歯学研究科、医学系研究科にて、生体の数理モデリングおよび専門家の知識を実装した意思決定支援システムに関する研究に携わる。2014年スタンフォード大学でバイオデザイン・グローバルファカルティ研修を修了後、ジャパンバイオデザイン立ち上げに参画しプログラムダイレクターに就任、医療機器イノベーション人材の育成に携わっている。「スタンフォード大学BIODESIGN 第2版」の翻訳に総監訳として関わる。
【著者】中尾浩治、八木雅和
【頁】110頁
【定価】本体2,200円+税
【発行】2023年3月
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