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オウムと731と新型コロナ -時代の証人がみたバイオテロの真相-

日本のバイオテロ疑惑の真相究明にかかわった筆者がその詳細を語る!

 長年、細菌感染症の専門家として活躍し、現在はその経験を活かし後進の育成に携わる著者が、「旧日本軍731部隊」、「オウム真理教」による細菌兵器製造など、バイオテロの実態究明に関わった実体験を詳細にまとめています。
 そのほか第5章では新型コロナウイルスを中心とした様々な“感染症”や“病原体”について著者ならではの考えを述べています。感染症の本質、感染症に対する正しい理解が得られる一冊です。

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オウムと731と新型コロナ -時代の証人がみたバイオテロの真相-

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≪目次≫
【第1章】 オウム真理教教団内で真面目に考えられていた「細菌戦」
  ・ サティアンの捜査に協力
  ・ 人間”カナリヤ”なんですね⁉
  ・ 警視庁捜査第一課での講義
  ・ 迷彩服に身を包み、いざ現場へ
  ・ 現場で証拠の押収作業を指揮
  ・ “猫級”ネズミが走り回るサティアン
  ・ ひとり残された”案内役”
  ・ 最先端と古びた機器がごっちゃに
  ・ 意外と少なかった”押収物”
  ・ 信者らが勉強していた本
  ・ “かんづめ”状態で再現実験と鑑定書づくり
  ・ 東西線ボツリヌス菌事件
  ・ 「知識不足」に救われただけ

【第2章】 中国のペスト流行と日本軍による細菌戦
  ・ 第二次世界戦争における細菌戦に関する裁判
  ・ 原告側証人として
  ・ 不眠不休で作成した鑑定書
  ・ ペスト菌とはどういう細菌か
  ・ 常徳のペスト流行は自然流行か人為流行か
  ・ 井本日誌の記録
  ・ ネズミを介した可能性
  ・ 細菌兵器に使われた菌がペスト菌であることを証明するために
  ・ 研究者・学者として
  ・ 予研の中の「ガラス室」

【第3章】 バイオテロはなぜ無くならないか
  ・ 細菌兵器が「貧者の核兵器」のわけ
  ・ 細菌学・感染症の専門家育成が喫緊の課題
  ・ 実は身近な「人の命を奪う菌」の恐怖
  ・ 国内でも行われたバイオテロ対策シミュレーション
  ・ 芽胞状態のボツリヌス菌は”最強”
  ・ 病原菌の撲滅は困難

【第4章】 世界中を震撼させたスペインかぜ
  ・ 100年前から「手洗い・うがい・マスク」

【第5章】 感染災害~COVID-19の戦略~
  ・ 細菌、ウイルスと感染症
  ・ RNAウイルスの厄介な特徴
  ・ 人に感染するコロナウイルス
  ・ ウイルスの自然宿主
  ・ 変異し宿主と共存する賢さ
  ・ 新型コロナウイルス治療の現状
  ・ 新しい生活様式と日常
  ・ ワクチンは100%効くわけではない
  ・ ワクチン選定は”株屋”の予想⁉
  ・ 病原体を正しく知って、正しく怖れる~おわりに代えて~

≪著者紹介≫
中村 明子(なかむら あきこ)…東京医科大学 兼任教授(微生物学)、特定非営利活動法人 栄養衛生相談室 理事長、一般社団法人感染対策アドバイザー協会 代表理事。

 共立薬科大学を卒業後、国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)に就職。同研究所細菌部室長、東京大学医学部客員研究員、共立薬科大学理事・客員教授・特任教授(感染症)、慶應義塾大学薬学部客員教授を経て現職。
 腸内細菌の病原性および腸管感染症の疫学研究に従事するなか、学校給食の現場で起きた「O157集団食中毒」に遭遇。「食中毒の研究をしていながら子供の死を防げなかった」と悔やみ、以降20年以上、学校給食における衛生管理の指導に尽力。
 また、新型コロナウイルス禍を背景に、イベントや各種試験会場等の衛生管理指導も行っている。さらに2020年に発足した「感染対策アドバイザー協会」では、感染対策アドバイザーの育成、感染防止対策に関する情報提供などを進めている。


【判型・頁】新書判・112頁
【定価】本体1,400円+税
【発行】2021年9月1日
【ISBN】978-4-8408-1562-8

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