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医療機関・地域における
日本版フォーミュラリーの導入・実践に向けた一冊!
日本は少子高齢化が進み、今後も医療費が拡大し続けることが予想されています。
本書は、医療費削減に向けた改革の一つであるといわれ、患者のための合理的・経済的な薬物治療にもつながる『フォーミュラリー』の概要や考え方、実践方法などについてまとめています。
フォーミュラリーは単なる院内採用医薬品集ではなく、「医療機関における患者に対して最も有効で経済的な医薬品使用における指針」であるという真の意味を理解し、導入・実践するための参考となる一冊です。
[主な内容]
◆フォーミュラリーの持つ真の意味を理解できる!
第1章では、フォーミュラリーの意味や考え方、なぜフォーミュラリーが必要なのかを解説するとともに、先進国である欧米の現状を紹介。
◆実例を基に実践・導入に向けた道筋がわかる!
第2章では、日本でいち早くフォーミュラリーに取り組んできた聖マリアンナ医科大学病院の実例を基にフォーミュラリーを担う薬剤師の役割や教育法、導入に向けて実際の作成方法を豊富なデータを用いて解説。
◆フォーミュラリーの現状や今後の可能性を知る!
第3章では、フォーミュラリーに携わる多彩な執筆陣がそれぞれの立場からフォーミュラリーへの取り組みや活用方法、現状や今後の可能性について記述。
[目次] 特別企画 座談会 「公的医療保険制度の持続可能性の視点から考えるこれからの医療」 - 超高齢社会を乗り切るために医療人は何をなすべきか - 有賀 徹 労働者健康安全機構理事長 幸野 庄司 健康保険組合連合会理事 中山 智紀 厚生労働省保険局医療課 薬剤管理官 増原 慶壮 聖マリアンナ医科大学客員教授 川渕 孝一 東京医科歯科大学大学院教授 第1章 フォーミュラリー 概論編 ●フォーミュラリーとは何か 川上 純一 浜松医科大学医学部附属病院薬剤部長・教授 ●なぜフォーミュラリーが必要なのか? 増原 慶壮 聖マリアンナ医科大学客員教授・元聖マリアンナ医科大学病院薬剤部長 ●これからのあるべき薬局論から考えるフォーミュラリー 岩月 進 愛知県薬剤師会会長 ●英国におけるフォーミュラリーの現状 國分 麻衣子 Epsom and St Helier University Hospitals NHS Trust, Senior Clinical Pharmacist ●米国におけるフォーミュラリーの現状 城戸 和彦 Department of Pharmacy Practice, South Dakota State University, Brookings, South Dakota, U.S.A Department of Pharmacy, Avera McKennan Hospital, Sioux Falls, South Dakota, U.S.A 第2章 フォーミュラリー 実践編 ●フォーミュラリーと薬剤師の役割 増原 慶壮 聖マリアンナ医科大学客員教授・元聖マリアンナ医科大学病院薬剤部長 ●フォーミュラリーに必要な知識・スキル 前田 幹広 聖マリアンナ医科大学病院薬剤部 ●フォーミュラリーはこうつくる 上田 彩 聖マリアンナ医科大学病院薬剤部 第3章 これからの医療とフォーミュラリー ●行政からみたフォーミュラリーに期待すること 安川 孝志 厚生労働省医薬・生活衛生局 ●医療経済の視点から考えるこれからの医療とフォーミュラリー 川渕 孝一 東京医科歯科大学大学院教授 梶谷 恵子 東京医科歯科大学大学院技術補佐員 ●医薬品の合理的使用と費用対効果から医療を考える 赤沢 学 明治薬科大学薬学部教授 津谷 喜一郎 東京有明医療大学保健医療学部特任教授・東京大学薬学系研究科客員教授 ●処方医の観点で考える生活習慣病薬の処方と薬局との連携 志賀 剛 東京女子医科大学循環器内科准教授 ●薬局の現状と未来、そしてフォーミュラリーの可能性 山村 真一 (一社)薬局経営者連合会会長・(有)プライマリーファーマシー代表 ●長野県・上田薬剤師会の医薬品リスト導入の取り組み 飯島 康典 (一社)上田薬剤師会会長・イイジマ薬局 ●医療費グルーピング技術の医薬品選択への活用 横関 智一 (株)データホライゾン東京本社東日本営業部部長 ●栄養問題の費用対効果から考えるわが国の保健・医療 中村 丁次 神奈川県立保健福祉大学学長 ●医療の質向上と医療安全からみたフォーミュラリーの役割 大石 雅子 滋慶医療科学大学院大学教授 武田 裕 滋慶医療科学大学院大学学長
【編集】フォーミュラリー編集委員会(’17.9) 【判型・頁】B5判・241頁 【定価】本体3,500円+税 ISBN:978-4-8408-1409-6 C3047