これからの薬局・薬剤師は患者本位の医薬分業を目指し「かかりつけ薬剤師のいる健康サポート薬局」で、服薬情報の一元的・継続的把握・薬学的管理・指導、セルフメディケーション、地域包括ケアシステム、24時間対応、在宅医療、多職種連携などの取り組みが求められます。 本書は、平成28年4月にスタートした全く新しい制度である「健康サポート薬局」の内容をしっかりと理解し、「健康サポート薬局」に求められる基準について告示と関連通知を照らし合わせることができるように一冊にまとめました。 【目次】 第1章 「健康サポート薬局」が提案されるまで ・65歳以上の高齢者人口の見通しと地域包括ケアシステムの構築 ・健康サポートに資する薬局・薬剤師に関するこれまでの経緯 第2章 「健康サポート薬局」とは ・健康サポート薬局とは ・かかりつけ薬剤師・薬局が持つべき3つの機能 ・健康をサポートするために 第3章 健康サポート薬局の基準 ・健康サポート薬局の基準 基準1 かかりつけ薬局としての基本的機能 基準2 健康サポートを実施する上での地域における関係機関との連携体制の構築 基準3 常駐する薬剤師の資質 基準4 設備 基準5 表示に関する方法等 基準6 要指導医薬品等の取扱い 基準7 開店時間の設定等 基準8 健康サポートの取組 [付録]
【著者紹介】
長谷川 洋一(はせがわ よういち)
国立名古屋病院薬剤師、国立三重中央病院医薬情報管理主任、国立療養所鈴鹿病院調剤主任、厚生労働省医薬局(監視指導・麻薬対策課、審査管理課、総務課)、国立病院機構東名古屋病院副薬剤科長を経て現在名城大学薬学部教授。
【著者】長谷川 洋一(’16.8)
【判型・頁】B5判・98頁
【定価】2,300円+税
ISBN:978-4-8408-1356-3 C3047