東京都病院薬剤師会の輸液・栄養領域薬剤師養成特別委員会が企画した研修会を基に、薬剤や輸液・経腸栄養剤との配合変化、輸液・栄養時のラインの組み方、聴診や血圧測定などフィジカルアセスメントの習得について解説しています。
カラーの図版や写真を多く用いることにより、知識として理解するだけでなく実際に体験しているような内容になっています。
《目次》
第1章 輸液の基礎
1.輸液を行う際に使用する医療機器(デバイス)について
2.輸液システム
3.医療機器と薬剤の相互作用
第2章 輸液の投与管理
1.中心静脈栄養
2.混注ポートの変遷~閉鎖式とは~
3.輸注ポンプについて
4.輸液の実際
第3章 経腸栄養管理の実際
1.経腸栄養管理の位置づけ
2.経腸栄養法の投与経路
3.経腸栄養剤の種類
4.経腸栄養管理における下痢対策としてのRTH製剤
5.経腸栄養剤の半固形化
6.経腸栄養管理時の薬剤投与
第4章 配合変化
1.配合変化とは
2.pHに依存した配合変化
3.pH非依存性の配合変化:イオンによる沈殿反応
4.輸液に特有な配合変化
5.配合変化実習
第5章 輸液管理栄養とフィジカルアセスメント
1.バイタルサインと薬剤師
2.病態シナリオと輸液の処方提案
第6章 臨床現場におけるフィジカルアセスメントと輸液管理
1.身体所見(フィジカルアセスメント)
2.医学部におけるテュートリアル教育
3.医学部におけるOSCE
4.フィジカルアセスメントの位置づけ
5.主訴から展開する診断学
6.輸液処方から期待される効果と副作用による身体所見の変化
【編修】一般社団法人 東京都病院薬剤師会(’14.5)
【判型・頁】B5判・70頁
【定価】2,000円+税
ISBN:978-4-8408-1268-9 C3047