突然の医療事故、あなたは適切に対応できますか?
患者に安心・安全な医療を提供することは、薬剤師を含め医療関係者の責務です。しかし、実際には予期せぬ事故が起きている現実があります。
本書では、現場の視点から医薬品を中心に、医療事故の要因・解析につながる医療安全に関わる課題を示すとともに、医療安全確保への医療機関および薬剤師の具体的な役割について解説しています。
過去に起きた事例への対応策や、薬剤師が具備すべき法律知識、巻末には最新の医療安全対策関連資料も掲載しているので、更なるスキルアップの充実にも役立てたい。
推薦の言葉より(一部抜粋)
医療に関する問題は数多く起こっております。医薬品に関連した医療事故を少なくするための役割を担うのは薬剤師であり、社会全体からも薬剤師が期待されていることは自明であります。
本書を学ぶことで、患者の安全に対する配慮が一層身につくと同時に、薬剤師が自分自身の業務に自信をもって対処でき、いずれは後輩薬剤師となる学生の実務実習教育にも役立つと考えます。全ての薬剤師の生涯学習に有用であり、さらに一段高い資質をもった薬剤師となるための必須の書として推薦いたします。
一般社団法人 薬学教育協議会 代表理事
東京理科大学薬学部教授 望月 正隆
【本書の構成 】
〈総 論〉
1.医療のセーフティーマネージャーとしての薬剤師の役割
2.薬剤師に必要な法律の知識
〈各 論〉
1.医療安全確保への取り組み
2.医療事故等報告事例と解説
3.医療安全確保のためのコミュニケーションスキル
〈付 録〉
・ 参考資料
医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について
薬局におけるハイリスク薬の薬学的管理指導に関する業務ガイドライン 他
・ 薬剤師に係る法律・規則
財団法人 日本薬剤師研修センター 編集
【定価】本体3,600円+税
B5判・226頁
ISBN 978-4-8408-1161-3 C3047