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日本の科学行政を問う~官僚と総合科学技術会議~

≪概 要≫
日本の科学行政の基本方針は、総合科学技術会議の議を経て決定される。
最近では、「最先端研究開発支援プログラム」「タンパク3000プロジェクト」など巨費を投じる国家プロジェクトが次々と打ち上げられている。これらのプロジェクトは、総合科学技術会議の審議を経て、この会議の議長である内閣総理大臣によって承認され、実際にスタートする。プロジェクト一件につき、基盤研究のための科研費として数百億から2000億円を超える莫大な税金が投じられているが、プロジェクトの最終決定に係る時間はわずか1時間程度であるという。
 この巨額の研究費がどのような審査によって決定され,どのように使われているのか、誰しも疑問をもつのは当然のことであろう。
 著者はこれらの巨大国家プロジェクトについて、「誰が、どのように決定するのか?」,「どのようにして生み出されていくのか?」を内閣のウェブサイトから総合科学技術会議の議事録、配付資料、文部科学省の資料等に基づき徹底的に精査し、鋭く指摘している。
 日本の科学の将来を担う若手研究者に夢と希望を託した著者渾身の1冊である。

日本の科学行政を問う~官僚と総合科学技術会議~

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2,200円 (税込)

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≪本書の主な内容≫
第一章 誰が何をどう決定するのか
 第一話 未知との遭遇
 第二話 迷宮の支配者
 第三話 内閣府と総合科学技術会議
 第四話 官僚語を読み解くためのキーワード
 第五話 官僚:その虚像と実像
 第六話 武士道の根本は恥を知ることなり
第二章 何がどのようにして生み出されたのか
 第七話 日本の科学行政の産物
 第八話 怜悧な指揮官が求められている
 第九話 日本の科学研究制度と博士研究員の役割
第三章 わが道を行く
 第十話 研究費がすべてか?
 第十一話 日本が歩んだ100年有余の道程
 第十二話 面壁九年


荒田 洋治 著
【定価】本体2,000円+税
四六判 231頁
ISBN 978-4-8408-1115-6 C3047

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