【本書の概要】
長年、在宅現場に携わってきた著者が直面してきた、在宅医療・介護の現状をブログに『在宅日誌』として紹介していた（ＳＮＳ「薬剤師ねっと」（平成１８ 年）に掲載）。が、各方面から内容に関して多くの反響が寄せられたため、改めて書籍化することになりました。
本書では特に、在宅での薬の怖さや重要性、薬の管理の状況等をとりあげて解説しています。直接介護をする側・される側、それらを支援する側と立場は様々であるが、それぞれに求められるものとは何か。あなたも一緒に考えてみませんか？
【目 次】
はじめに
１ 居宅療養管理指導ならず。。。
２ 家族の思い
３ 精神安定剤で介護が必要になる？！
４ 初めての女子トイレ
５ ワイパックス錠（抗不安剤）とうつ病
６ 犬嫌いのケアマネジャー
７ いつも喧嘩ごしに怒鳴っている息子さんからの電話
８ 不良障害者"５２歳脳梗塞の男性
９ またまた問題事例の新規到来
１０ ヘルパーからの質問
１１ 要介護５の婆さんとアルツハイマーの要介護１の爺さんの夫婦
１２ いとしきＫさん
１３ 珍道中避行
１４ Ｔちゃんのせん妄
１５ 麻薬ではないけど、苦い思い出
１６ 幻覚？
１７ リスパダールの効果が裏目に
１８ 事務所で最高齢。103歳が危ない!!
１９ 笑ちゃーいけない。思わぬ介護量が増えた例
２０ 病院内虐待
２１ 重度医療患者の在宅介護の難しさ
２２ 麻薬処方せん
２３ そろそろ在宅緩和チームの出番ですよ
２４ 経鼻経管栄養
２５ 親子愛
２６ 自宅ベッド上での医療処置
２７ 在宅介護実態調査
２８ もう６年のお付き合い
２９ 糖尿・認知・がん末期
３０ １０分前の電話で私の心が凍りついた。在宅での怖さ
３１ 医者から半年といわれてもう２年が経過
３２ 夫婦愛（Ｓ次郎さん夫婦）
３３ 一人暮らしのがん末期患者
３４ 娘に先立たれた独居老人のＳさん
３５ ちょっと小話
３６ がん末期を在宅で
３７ ヘルパー旅行報告
付 録
前田 程一 著
【定価】本体2,400円＋税
判型・頁数：A5判・149頁
ISBN978-4-8408-1057-9 C3047
