• オウムと731と新型コロナ -時代の証人がみたバイオテロの真相-
オウムと731と新型コロナ
  • 価格:1,540円(税込)

商品説明

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≪目次≫
【第1章】 オウム真理教教団内で真面目に考えられていた「細菌戦」
  ・ サティアンの捜査に協力
  ・ 人間”カナリヤ”なんですね⁉
  ・ 警視庁捜査第一課での講義
  ・ 迷彩服に身を包み、いざ現場へ
  ・ 現場で証拠の押収作業を指揮
  ・ “猫級”ネズミが走り回るサティアン
  ・ ひとり残された”案内役”
  ・ 最先端と古びた機器がごっちゃに
  ・ 意外と少なかった”押収物”
  ・ 信者らが勉強していた本
  ・ “かんづめ”状態で再現実験と鑑定書づくり
  ・ 東西線ボツリヌス菌事件
  ・ 「知識不足」に救われただけ

【第2章】 中国のペスト流行と日本軍による細菌戦
  ・ 第二次世界戦争における細菌戦に関する裁判
  ・ 原告側証人として
  ・ 不眠不休で作成した鑑定書
  ・ ペスト菌とはどういう細菌か
  ・ 常徳のペスト流行は自然流行か人為流行か
  ・ 井本日誌の記録
  ・ ネズミを介した可能性
  ・ 細菌兵器に使われた菌がペスト菌であることを証明するために
  ・ 研究者・学者として
  ・ 予研の中の「ガラス室」

【第3章】 バイオテロはなぜ無くならないか
  ・ 細菌兵器が「貧者の核兵器」のわけ
  ・ 細菌学・感染症の専門家育成が喫緊の課題
  ・ 実は身近な「人の命を奪う菌」の恐怖
  ・ 国内でも行われたバイオテロ対策シミュレーション
  ・ 芽胞状態のボツリヌス菌は”最強”
  ・ 病原菌の撲滅は困難

【第4章】 世界中を震撼させたスペインかぜ
  ・ 100年前から「手洗い・うがい・マスク」

【第5章】 感染災害~COVID-19の戦略~
  ・ 細菌、ウイルスと感染症
  ・ RNAウイルスの厄介な特徴
  ・ 人に感染するコロナウイルス
  ・ ウイルスの自然宿主
  ・ 変異し宿主と共存する賢さ
  ・ 新型コロナウイルス治療の現状
  ・ 新しい生活様式と日常
  ・ ワクチンは100%効くわけではない
  ・ ワクチン選定は”株屋”の予想⁉
  ・ 病原体を正しく知って、正しく怖れる~おわりに代えて~

≪著者紹介≫
中村 明子(なかむら あきこ)…東京医科大学 兼任教授(微生物学)、特定非営利活動法人 栄養衛生相談室 理事長、一般社団法人感染対策アドバイザー協会 代表理事。

 共立薬科大学を卒業後、国立予防衛生研究所(現国立感染症研究所)に就職。同研究所細菌部室長、東京大学医学部客員研究員、共立薬科大学理事・客員教授・特任教授(感染症)、慶應義塾大学薬学部客員教授を経て現職。
 腸内細菌の病原性および腸管感染症の疫学研究に従事するなか、学校給食の現場で起きた「O157集団食中毒」に遭遇。「食中毒の研究をしていながら子供の死を防げなかった」と悔やみ、以降20年以上、学校給食における衛生管理の指導に尽力。
 また、新型コロナウイルス禍を背景に、イベントや各種試験会場等の衛生管理指導も行っている。さらに2020年に発足した「感染対策アドバイザー協会」では、感染対策アドバイザーの育成、感染防止対策に関する情報提供などを進めている。


【判型・頁】新書判・112頁
【定価】本体1,400円+税
【発行】2021年9月1日
【ISBN】978-4-8408-1562-8

価格:1,540円(税込)

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