薬業専門紙(誌)4社が初コラボ!緊急的提言!?
1925年の薬剤師身分法成立からもうすぐ一世紀。“医薬分業”が普通になった今、薬剤師の“本質業務”が問われている。
言葉通りの指摘、裏に隠れた意図、そして薬剤師自らの自覚と認識のズレ…様々な要因、背景が交錯し複雑化する薬業界。
長年、薬業界に寄り添ってきた記者ならではの視点で、薬剤師の現状と想定される未来について語る。
≪推薦のことば≫~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
■京都大学大学院薬学研究科病態情報薬学教授、日本薬学会会頭 高倉喜信氏
昨今、かかりつけ薬局・薬剤師、健康サポート薬局等々、薬剤師・薬局に纏わる話題は多い。
本書では、医薬品業界の専門紙(誌)記者である4名の著者が自身の取材経験と分析に基づき、現在の薬剤師・薬局にコペルニクス的転回ならぬ“転界”を迫る。
1974年の分業元年から45年が経過した現在、医薬分業率は70%を超えるに至り、当初の数値目標は達成された。しかしながら、「このような医薬分業に果たして達成感はあるのか?」――本書はこの問いに対する答えは決してYesではない、という観点から議論が始まる。
本書では刺激的なタイトルに象徴されるように、記者の立場から現状の薬局・薬剤師に対して基本的には批判的な指摘や意見が厳しく繰り返されるが、客観的な事実・データや参考文献等に基づくものなので説得力がある。
批判的な内容が多く語られる一方で、こうあってほしいという期待と今後の方向性を示唆する内容もエールとして散りばめられている。
近い将来、直面するであろうAIやロボットが医療界で闊歩する時代において、薬剤師が如何に生き残るかについてはポジティブな提案もされている。
巻末の、4名の著者が各自の本音を語り合う“完全”という修飾語がついた覆面座談会(編集後記に代えて)は一つのハイライトとして楽しめる。
現場の薬剤師の先生方にはもちろん、広く薬学関係者にもご一読いただきたい書である。
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