沼津市立病院における、電子カルテシステムの開発コンセプト、及び開発後の実使用体験に基づき、21世紀の医療のあり方について、医療者の主観に徹して言及。中小病院の電子カルテシステムに関する見解も収録。
＜主な内容＞
第１部 実践的電子カルテ論
電子カルテ導入への医師の危惧／手書きの医療記録／電子カルテ化への時代の流れ／オーダエントリシステムと電子カルテ／電子カルテ固有の要件／診療記録の法的要件／診療記録のあり方／ＰＯＳシステム／診療記録の記載方法／記録の修正／署名／医療事故の際の記録／文書作成／看護記録の法的要件／看護診断とＰＯＳ／電子カルテにおける看護記録／電子カルテの実際／外来医師カルテ／入院医師カルテ／入院看護記録／電子カルテシステムの運営／電子カルテ導入時の状況／導入後１年半までの経過／2005年国際モダンホスピタルショウの電子カルテ／電子カルテがもたらしたもの
第２部 中小病院電子カルテ論
中小病院電子カルテシステム／オーダエントリシステムの整備／グループウェアの活用／電子レセプトとの関連／電子カルテ導入の障害因子／電子カルテ構築の際の留意事項／使い勝手の向上策／診療情報の一元化／文書作成機能のメリット／電子カルテ化の効用
沼津市立病院名誉院長 秋山暢夫 著
B6判120頁 【定価】本体1,200円＋税
ISBN978-4-8408-1069-2 Ｃ3047
