>>【訂正のお知らせ】<<
診療報酬制度を通じて、40兆円超と防衛予算の8倍に相当する医療費の配分で大きな役割を果たしてきた厚生労働省の中央社会保険医療協議会(中医協)。
本書は、厚生労働省保険局医療課長を務めた著者が、時代の流れや事件の中で、中医協の組織や役割に変化があったことに触れながら、その変遷と意義、さらには外部からの動き、働きかけについて言及し、今後の医療・医療制度の方向性についての展望も述べています。
また、省庁が公開している審議会や検討会、メディアの情報などを整理し、解釈するための基礎的な知識、公表資料の行間を読み取るコツや、事業仕分けなど筆者の過去の経験談、最近の政治情勢、行政の動きについても書き綴っています。
≪推薦の声≫
中医協で実際に改定議論に携わった筆者が示す今日の医療の課題解決に向けた提言には説得力があり、一読に値する一冊といえる。
──日本医師会会長 横倉 義武 氏
厚生労働省にもいろんな役人がいるが、小泉厚生大臣の頃から私が可愛がっている佐藤敏信君が本を書いたと言う。高齢社会の中で社会保障の問題は避けて通れない。佐藤君が書いたというのなら、私もじっくり読んでみようと思う。
──内閣官房参与、元内閣総理大臣秘書官 飯島 勲 氏