• 医薬分業の歴史 証言で綴る日本の医薬分業史
医薬分業の歴史
  • 価格:8,360円(税込)

商品説明

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【特長】
1.当事者の回想証言と「薬事日報」記事等を駆使して実現した迫力ある一次史料。
2.「薬事日報」約70年の歴史から当時の写真・「薬事日報」紙面を数多く収録。
3.はじめて明かされる誕生秘話など貴重な回想証言の数々。
4.編集委員・執筆者自身も当事者。多くの登場人物とエピソードを交えた臨場感。
5.2011年の東日本大震災と薬剤師支援活動など直近の出来事まで収録。
6.過去を知らない世代、今直面する課題解決のために語り継ぐべき医薬分業の歴史。
7.調剤報酬・医療保険制度史、社会史、世相史としても貴重。

【発行の趣旨】
 特に、日本における医薬分業が急速に進展し始めた1974年以降について、当時を体験し、経緯を知っている当事者の方々の多くは高齢であり、今、当時の事情・経緯・想いを記録しておかなければ当時の実態が史実として残らなくなることを危惧して本書が誕生いたしました。
 現在、薬局・病院等で調剤業務等に携わっている多く薬剤師は、どのような経緯を経て、現在に至ったかを知らない世代です。また、処方せんを発行する立場の医師、広く患者の方々についても同様と思われます。
 現在の薬局、病院の薬剤師職能、医薬分業の姿が、実は当たり前ことではなく、先人たちが、どのように想い、努力し、どのような経緯を経て、今日の姿になったかについて、客観的な立場から、様々な立場の回想証言やエピソードを交え、解りやすく記述しております。  薬学教育モデル・コアカリキュラムにおいても「医薬分業」の知識の習得が求められています。
 診療報酬・調剤報酬改定においても重要課題になった薬局・薬剤師の役割・活用の検証、6年制薬学教育を修めた薬剤師が初登場など2012年に一番読んでもらいたい本です。
【回想証言】
青柳健太郎 「管理センター」への東京都の公的助成
秋葉保次 日薬で見た望月正作・日薬で見た水野睦郎
安倍道治 医薬分業との出会い
網岡 雄 医療法の改正を語る
石井甲一平成8年薬剤師法改正 ・薬学教育6年制決定までの軌跡
石井道子 17年の議員生活を語る
石館守三 医療問題と薬剤師 ほか
伊藤哲夫 国立病院が率先垂範して分業を推進
井上章治 医薬分業モデル地区・分対本部、 医薬分業を進めた医師たち
内山壽紀 第二薬局問題・入院調剤技術基本料の誕生秘話
漆畑 稔 中医協委員時代を振り返って-これからの調剤報酬の行方を見通すために-
沖 勘六 職能確立の苦闘史
加野弘道 医薬分業と病院薬剤師人員配置基準の見直し
工藤義房 薬剤師パワー全開の白衣デモ
神原 赳 東京の医薬分業
小林富治郎 上田の医薬分業
近 新道/南部陽太郎/盛田捷幸 蒲田の医薬分業
佐谷圭一「薬歴」・「基準薬局」・証言 石館守三先生
白神 誠 薬剤師、在宅医療への第一歩
代田久米雄 「医薬分業の歴史」に感ずること
滝川末一 健保分業案の衆院委員会通過
武政文彦 ファーマシューティカルケアの衝撃
谷岡忠二 薬剤師法がはじめて成立したとき
手島邦和 病院薬剤師の100点業務の新設(1988年)
  土井 脩 医薬分業推進モデル地区事業・地域医療計画に「薬局」が盛り込まれた経緯
中島良郎 薬価基準制度創設の頃・医薬分業と新医療費体系と病院薬剤師
中西敏夫 医薬分業推進対策本部・「介護保険法」
中村 健 医薬品製造承認の基本方針・剤数の数え方をめぐる回顧 ほか
  西川 隆 東大病院担当MRから見た昭和30年代後半の水野調剤薬局 ほか
芳賀 隆 小売薬業協議会と浜田直松
肥田美代子 量から質へ―医薬分業の発展を願って
  平野伸幸 「薬局のグランドデザイン」策定の背景、目的、検証
藤井基之 薬学教育6年制への道
堀江榮一 薬局業務運営ガイドラインについて
水野睦郎 薬の適正な供給が薬剤師本来の役割―医薬分業の歩みを振り返る―
山本 章 医薬分業担当課長補佐
山本信夫 第53回FIP東京大会
吉田 俊 一週間分業・指数方式の誕生・人間関係が築かれていった石館会長と武見会長
吉矢 佑 医薬分業の流れを顧みながら―21世紀の薬局像を探る―
渡辺 徹 56年薬価改正・医療法に医療の担い手として盛り込まれる迄・”大震災後に見た”薬剤師魂”ほか
和田 勝 適配条例に違憲判決・医療政策の大きな流れの中での医薬分業

●編集委員 秋葉保次、中村 健、西川 隆、渡辺 徹
●B5判 上製本 2色刷総695頁
●[定価]本体7,600円+税
ISBN978-4-8408-1200-9 C3021

価格:8,360円(税込)

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